ページの先頭です

社会福祉法人 誠光会

Blog

誠光会からのお知らせやブログなど

2026年8月19日

椎ノ木荘

茶碗蒸しに添えられた、小さな「ゆず」

――お誕生会のスペシャルメニュー

今日は、椎ノ木荘のお誕生会でした。

お誕生会の日のお昼ごはんは、いつもより少し特別です。

今日のメニューは、

ちらし寿司
天ぷら(海老・きす・南瓜・茄子)
おきゅうと 酢味噌かけ
茶碗蒸し
ミルク餅

です。

色鮮やかなちらし寿司。

海老、きす、南瓜、茄子の天ぷら。

茶碗蒸しに、おきゅうと。

そして最後には、甘いミルク餅。

お誕生日をお祝いする、華やかな昼食になりました。

でも今日、私が皆さまにご紹介したいのは、豪華な海老の天ぷらでも、色鮮やかなちらし寿司でもありません。

写真の左上に写っている、

茶碗蒸しです。

よく見ると、黄色い「ゆず」が入っています

茶碗蒸しの上には三つ葉。

そして、その横に小さな黄色いものが見えます。

ゆずです。

ほんの少しです。

おそらく、これがなくても茶碗蒸しという料理は成立するでしょう。

栄養を摂っていただくことだけが目的なら、なくても困らない食材かもしれません。

でも、そこに、ゆずを添える。

口に運んだとき、ふわっと香りが立つ。

目でも楽しんでいただく。

季節を感じていただく。

そして、

「おいしいね」

と思っていただく。

そのための、小さなひと手間です。

これは「食材」なのでしょうか

もちろん、ゆずは食材です。

けれども、今日の茶碗蒸しを見ていると、私はそれだけではないような気がします。

この小さなゆずには、作った人の気持ちが入っている。

そう言ってもいいのではないでしょうか。

高齢者施設では、毎日たくさんの食事を作ります。

朝食が終われば昼食。

昼食が終われば夕食。

そして翌朝になれば、また朝食。

毎日、毎日、その繰り返しです。

だからこそ、効率だけを考えれば、省くことのできる「ひと手間」はたくさんあると思います。

それでも、ゆずを添える。

少しでもおいしく。

少しでも美しく。

少しでも季節を感じていただけるように。

「今日の食事を楽しんでもらいたい」

そんな気持ちは、献立表には書かれていません。

カロリーや栄養価を計算しても、数字には出てきません。

でも、確かにそこにあります。

食事は「栄養補給」だけではありません

年齢を重ねると、若い頃のように遠くへ旅行したり、自由に外食したりすることが難しくなることがあります。

だからこそ、毎日の暮らしの中にある楽しみは、とても大切です。

その一つが、

「食べること」

ではないでしょうか。

「今日のお昼は何だろう?」

「あら、今日はお寿司だね」

「天ぷらもあるよ」

「茶碗蒸し、ゆずの香りがするね」

そんな小さな会話が生まれる。

そして食事が、単なる栄養補給の時間ではなく、

一日の中の楽しみな時間になる。

私たちは、そんな食事であってほしいと思っています。

誕生日は、何歳になっても特別な日

今日のお食事は、お誕生会のスペシャルメニューです。

誕生日。

若い頃には当たり前のように迎えていた一日かもしれません。

けれども、長い人生を歩んでこられた方の誕生日を迎えるたび、私たちは思います。

一年、一年を重ねて、今日という日を迎えられた。

それは、やはりおめでたいことです。

だから、

「お誕生日、おめでとうございます」

とみんなでお祝いする。

いつもより少し華やかな食事を囲む。

それもまた、椎ノ木荘での暮らしの一コマです。

施設を探している方に、見ていただきたいもの

高齢者施設を探すとき、

「料金はいくらだろう」

「部屋は広いだろうか」

「どんな設備があるだろう」

「場所は便利だろうか」

さまざまなことを比較されると思います。

どれも、とても大切なことです。

でも、もしご本人やご家族が施設を見学されることがあれば、もう一つ見ていただきたいことがあります。

それは、

「ここで、どんな毎日を送るのだろう」

ということです。

建物は写真で見ることができます。

料金は表にすることができます。

設備も一覧にすることができます。

けれども、

人の気持ちは、なかなか数字にはできません。

今日の茶碗蒸しに添えられた、小さなゆず。

そんなところにも、その施設の日常が少しだけ表れるのかもしれません。

今日の写真は「広告用の写真」ではありません

今日掲載している食事は、入居者募集のパンフレットを作るために特別に用意したものではありません。

今日、椎ノ木荘で実際に入居者の皆さまに召し上がっていただいた昼食です。

もちろん、毎日がお誕生会のようなスペシャルメニューというわけではありません。

でも、毎日の暮らしの中に、ときどきこうした「特別な日」がある。

そして、その特別な一食の茶碗蒸しに、小さなゆずを添える人がいる。

私たちは、そんな日常を大切にしていきたいと思っています。

椎ノ木荘では、入居についてのご相談を受け付けています

「軽費老人ホームって、どんなところ?」

「自分は入居できるの?」

「親のこれからの住まいとして考えてみたい」

「費用はどのくらいかかるの?」

まだ具体的に入居を決めていなくても構いません。

施設を実際にご覧いただきながら、ご説明いたします。

見学に来られたときには、建物やお部屋だけでなく、ぜひ椎ノ木荘の「普段の暮らし」も見ていただければと思います。

そして、もしお食事を見る機会がありましたら、大きな料理だけでなく、ちょっとだけ細かなところにも目を向けてみてください。

茶碗蒸しに添えられた、小さなゆずのようなものが見つかるかもしれません。

豪華であることだけが、ごちそうではない。

「おいしく食べてもらいたい」と思って作ること。

それもまた、ごちそうなのだと思います。

今日、お誕生日を迎えられた皆さま。

お誕生日、おめでとうございます。

これからも、お元気で。

そして今日も――

ごちそうさまでした。

■入居者募集中
現在、椎ノ木荘では新たな入居者を募集しております。
栄養バランスのとれた食事
安心できる生活環境
穏やかであたたかい日常
「ここで過ごしてよかった」と感じていただける場所を目指しています。
■見学・お問い合わせ
見学は随時受け付けております。
ご本人様・ご家族様、お気軽にお問い合わせください。
社会福祉法人誠光会
軽費老人ホーム 椎ノ木荘
TEL:093-861-1001
椎ノ木荘を運営する社会福祉法人誠光会では、
特別養護老人ホームや居宅介護支援事業所なども運営しており、
その時々のお身体の状態に応じた暮らしを、地域のなかで支えています。

page-top