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社会福祉法人 誠光会

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2008年10月11日

長光園

長光園だより 2008.9.20

 やっと長かった暑さに開放され、心地よい秋を感じるこの頃です。皆様にはお変わりなくお過ごしでしょうか。園でも敬老の行事を終えもうすぐお彼岸を向かえます。皆様のおかげで大過なく過ごさせていただき感謝申し上げます。さて、そうはいうものの世間では喧しく、総裁選やサブプライムの後遺症でざわざわとしています。総選挙では、論点が一つは消費税を含むところの経済と、もう一つは防衛問題で、こういう時は福祉は出てこないものだなあと情けなく感じ入りました。リーマンやメリルリンチのような巨大な企業が音を立てて倒れました。拓銀や山一の時にまあよく似てるものです。グリーンスパンさんも百年に一度あるかないかの危機だと言っています。ウォール街に始まるあの大恐慌を思い出すではありませんか。何かの拍子にドルの凋落が始まるのでしょうか。もし始まれば私達の稼いだお金は吹っ飛んでしまうというシナリオもなくはありません。話は戻りますが総選挙ではこんな危なっかしい話はしませんね。何故かアナリストもできるだけ穏便にという姿勢です。そこにいきますと、高齢者の方々は泰然自若、人生の辛酸を知り尽くしたゆとりといいますか、実に悠然とされています。私達は、高齢者の皆さんの爪の垢ほどにもご教授願えれば困難を乗り切れるのかもしれません。そういう意味でも、今後団塊の皆さんのお力を拝借することも大いにあるでしょう。さて、天変地異に比較的無頓着な北部九州の住人は福岡西方沖地震でびっくりしたわけですが、諸規定に地震対策や防災教育を盛り込んだり、非常食の備蓄を行ったりしています。非常事態というのは、何も地震や防災に限ったことではなく、グローバルな世の中では何が起こるか分かりません。本心、有事には私達は経験豊かな団塊の方々を本当に頼りにせざるをえないでしょう。

 話は少し反れますが、私共で行っている「脳の健康教室」が今年の3月に始まり、お休み期間を含めて半年の周期で開催しています。この9月より第2回目のスタートですが、新たな学習者やサポーターの皆様をお迎えして大盛況です。「脳の健康教室」については前回号でお話しましたが、本来の脳のトレーニングよりもっと印象的なのは、この空間に地域の皆様がこれだけ集って楽しい会話のひと時を毎週過ごされているという事実です。また、この教室に直方市より「認知症対応相談事業」としての指定もいただきました。私共としては、今後非常に前向きに事業を進めることができます。居宅と施設にいらっしゃる高齢者の皆様、そして団塊の皆様と将来きっと一緒に汗を流す日がゆってくると思います。そのためにも、この様な活動と実績を通じて地域住民の皆様の中に入り様々な活動に参加させていただき、直方の明るい未来の建設に加えさせていただければと願っております。 平成20年9月16日

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